読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

摂食障害リアル克服体験談

今現在摂食障害で苦しんでいる方に向けて、克服者がどのように治っていったのか、そして今どのように生きているのか、たくさんの事例を紹介します。

摂食障害の概要

 

以前、フェイスブックに投稿したところ、思ったよりもたくさんの方に、このブログを見て頂くことができました。ありがとうございます。

当事者でない方にも読んでいただいた中で、「摂食障害」という病気自体がよく分からないという声が多かったので、今日は少し「摂食障害」という病気の概要をお話したいと思います。分かりやすく書けるよう努めます。

 

 

摂食障害(=Eating disorders)とは

単なる食欲や食行動の異常ではなく、

1)体重に対する過度のこだわりがあること、

2)自己評価への体重・体形の過剰な影響が存在する、

といった心理的要因に基づく食行動の重篤な障害。

 ※参考資料(1)より引用

 

摂食障害の種類

大きく分けて3種類だが、明確な線引きはできない。

相互に移行、重複することもあり。

 

1.神経性無食欲症(=Anorexia Nervosa)いわゆる「拒食症」

・制限型

とにかく食べない

・排出型

基本は食べないが、たまに食べてしまった時は嘔吐や下剤、利尿剤、浣腸で排出

 

2.神経性大食症(=Bulimia Nervosa)いわゆる過食症

・非排出型

大量に食べた後、絶食や過剰運動などでの代償行為はあるが、嘔吐、下剤、利尿剤、浣腸などはなし)

・排出型

大量に食べた後、嘔吐、下剤、利尿剤、浣腸で排出

 

3.その他(特定不能の摂食障害、異食症)

 

症状

大きくまとめると下の表の通りである。

 

 

拒食症(AN

過食症(BN

 

行動異常

摂食行動

拒食、食事制限、絶食、食物の貯蔵、極端な偏食、隠れ食い、盗み食い、むちゃ食い※   

むちゃ食いの反復、絶食、食事制限、隠れ食い

排出行動

嘔吐※、下剤乱用※、利尿薬の使用※

嘔吐、下剤乱用、利尿薬の使用

動性

過活動

普通-低下(過度の運動を伴うことあり)

問題行動

自傷行為※、万引きなど

自傷行為、自殺企図、万引き、薬物乱用、衝動的行為など

 

身体症状

体重減少

低体重

標準体重

月経異常

無月経

月経異常

 

 

そのほかの

身体症状

脱水、腹部膨満感、徐脈、低体温、低血圧、浮腫、産毛の密生、嘔吐に伴う唾液腺腫脹※、う歯・エナメル質溶解※、内分泌学的異常、種々の臓器不全、電解質(K,Na)異常※、心電図異常、不整脈骨粗しょう症          

浮腫、唾液腺腫脹、う歯・エナメル質溶解、食道の炎症とそれによる吐血、電解質(K,Na)異常とそれに伴う不整脈

※むちゃ食い/排泄型に特徴的

※参考資料(1)より引用

 

原因

【全体因子】+【個人因子】の組み合わせ。人によって様々。

 

全体因子

・遺伝的要因

・女性(男性より女性の方がなりやすい)

・青年期、成人期早期

・西欧型社会(痩せ=美しい、とされる文化)

 

個人因子

1.家庭環境

・家族に病気(摂食障害うつ病、アルコール依存、薬物乱用、肥満)の人がいる

・家族の肥満

・両親の不和

・親との接触の乏しさ

・親からの高い期待

・家族のダイエット

・家族からの食事や体型、体重への批判的なコメント 

 

2.ダイエット

・自身の肥満から

・その他、小さなきっかけから

 

3.個人の特性、性格

・低い自己評価

・完璧主義

・不安、不安障害

・肥満

・早期の初潮

 

4.その他

・職業上での痩せなければいけない圧力(バレリーナなど)

性的虐待などトラウマ体験

 

治療法

特効薬や「これをすれば治る」という確率された治療法はない

・外来治療(精神科、心療内科

・入院治療

・薬物治療

・カウンセリング など

 

人数(世界、日本)

病院で治療を受けない人も多く、正確な人数は定かではない。

 

日本

治療を受けている患者が全国に推計2万6千人(2016年)

また、1980年からの20年間で患者数が10倍にも増えたという報告もあり。

 

世界

アメリカやヨーロッパなど、西欧諸国で有病率が高い。

アメリカでは、女性で2000万人、男性で1000万人が人生のうちで一回は摂食障害に苦しむとも言われている。

 

摂食障害だったことを公表している著名人

・故カレン・カーペンターさん

・故ダイアナ妃

レディ・ガガさん

鈴木明子さん

宮沢りえさん

 など

 

終わりに

摂食障害はまだまだ社会的に認知されていない病気です。また、テレビなどでは、一部だけを切り取った情報も多いです。

何事も正しく知ることから始まるので、もっと正しい認知が進んでほしいなと思います。

 

参考文献

(1)厚生労働省HP

http://www.mhlw.go.jp/kokoro/speciality/detail_eat.html

(2)KOMPAS 慶応義塾大学病院 医療・健康情報サイト

http://kompas.hosp.keio.ac.jp/contents/000583.html

(3)日本経済新聞

http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG21H0R_U6A410C1CR8000/

(4)日刊ゲンダイ

http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/155375

(5)National Eating Dissorder Association (America)

https://www.nationaleatingdisorders.org/get-facts-eating-disorders

 

広告を非表示にする