【摂食障害】年末年始のお話
こんにちは。すずです。今年もあと3日ですか。早いですね。
さて、今日は年末年始のお話。
世間はお祭りムードですが、摂食障害の人の中には、気持ちが重い人も多いのではないでしょうか。私もそうでした。
この時期は自分の食のペースや決まり事を守るのが難しいので、それでパニックになったり、自分を責めたりしていました。
しかしそれ以上に、摂食障害真っ只中の時には気が重いことがありました。
それは、おばあちゃんの家に行き、親戚の人と会うことでした。
なぜなら、必ず「太ったな~」と言われるから。
なんか、もう挨拶するやいなや言われるんですよね。笑
特に、拒食から過食に移行した年は、一番気にして自分でも絶望感でいっぱいだったので、本当に辛くて泣いてしまいました。
その一言でもう、目の前が真っ黒になるというか、もう自分の体が気になってしまっていてもたってもいられないというか、消えてしまいたいというか、上手く言葉にできないですが、なんとも言えない気持ちになっていました。
今思い出してもあれは辛かったなあと思います。
これを毎年言われるので、本当に本当に気が重くて仕方なかったです。おばあちゃんの家にいても、できるだけ親戚の人と話さないようにしていました。
でも、ある時気付きました。
あれ、前年より痩せていても「太ったな」と言われる、と。
あ、この人は私が太ったか痩せたかの事実に関係なく「太ったな」と言いたいだけなんだ、と。
そう気付いてからは、その言葉を気にして、泣いたりするのは何てバカバカしいことなんだろうと思うようになりました。で、もう笑って聞き流すようになりました。
誰も人から「太った」と言われて、いい気持ちがする人はいないと思いますが、
思い返せば、摂食障害の当時は「太った」、「痩せた」の言葉に異常に敏感で、すごくビクビクしていたなと思います。
今は、「太ったね」と言われても、自分でも太ったと思う時は「そうなんだよ、HAHAHA、そういや最近毎日甘いもの食べてた笑」って感じだし、太っていないのに言われる時は、聞き流すことができるようになりました。
「太ったね」と言われたからと言って、自分が否定されたように感じることもないし、逆にありがたいな、とさえ思うようになりました笑
もちろん、人の体型に関してあれこれ言ってくる人はどうかと思うし、私はそうはなりたくないと思いますが、世の中普通に言ってくる人がいるのは事実です。でも、そういう人も大抵は悪気があるわけではなく、なんか挨拶代わり?みたいな感覚で、基本何も考えずに言っています。しかも、事実とは関係なく、ただ言いたいだけだったりもします。
だから、そんな言葉に踊らされて、新年早々悲しい気持ちになったりするのはもったいないと思うのです。そんな言葉は右から左に受け流して~(ムーディー勝山風に)ほっときましょう。
なかなかそれは難しいし、「太ったな」という言葉が頭に残って、悶々と考えて辛くなってしまう感覚も分かります。でも、言った側は本当に何も考えていないし、あなたのことを否定しているわけではないのです。
だから、聞き流すのが一番です!本当に!
私からの提案は、
そんな場面になったら、是非、頭にムーディー勝山の歌を流しましょう。
右から左に受け流す~♪
なんかもう、悲しくなっているのがばかばかしくなってきませんか。
最後に、
今年全然、良くなっていない、症状が強くなってしまったと感じる人もいるかと思います。
私も毎年そう思っていました。でも、治った今振り返ってみると、その時は後退しているように見えても、実はちょっとずつだけど必ず前進していました。
だから、今年もだめだったと感じている人も大丈夫です。必ず前進しているから。
私は人間後退することなんてないんじゃないかなと思います。自分では暗闇の中に留まっているように見えても、一定のペースではないけど、必ず確実に前には進んでいます。だから、大丈夫。
さて、年内に記事を書くのはこれが最後になります。このブログを始めてから、本当にたくさんの人に協力して頂いて、たくさんのご縁を頂き、本当にありがたいなと思います。
摂食障害の人もそうでない人にもたくさんの人に読んで頂きました。ありがとうございます。一方、本当に届けたい人たちには届いているのだろうか、どうやったらもっと届くのだろうかと常に考えています。
来年もゆるゆるとですが、記事を書きたいと思っています。
もし、克服者の方でインタビューにご協力いただける方がいましたら、上のメニューバーのお問い合わせよりご連絡いただければ幸いです。
ではでは、皆さん良いお年を~!