摂食障害リアル克服体験談

今現在摂食障害で苦しんでいる方に向けて、克服者がどのように治っていったのか、そして今どのように生きているのか、たくさんの事例を紹介します。

【管理人の頭の中】今日のお昼から考えた克服者の共通点

 

こんにちは。すずです。

今日は久しぶりにつらつら書きます。

 

いきなりですが、

私の今日のお昼は、中華料理屋さんのお弁当でした。ここのお弁当は500円で美味しいのでたまに買います。

メインは麻婆豆腐と肉野菜炒めです。スープも付いてきます。(^0^)/

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これをパクパク食べながら、ふと、昔は変化をとっても恐れていたなあと思いました。

食事も自分のルール外のものが怖くて、こんな風にお弁当を食べることや外食がとても怖かったのです。

 

少しでも自分のルールから外れるとパニックになり、過食や過食嘔吐、下剤や過剰運動などを繰り返していました。そして、また自分へのルールをさらに強化していました。その繰り返しです。今考えると、あれは本当に大変だったなあ。

 

どう頑張っても、

 

自分へのルール

→ルール外にパニック

→過食、過食嘔吐、下剤など

→自己嫌悪

→また自分へのルールを締め付ける

→どんどんループ

 

といった悪循環から抜け出せなくて、自分が嫌いになるばっかりでした。そして、どんどん気力がなくなっていくのが分かりました。ああ、何をやっても無駄なんだなと。自分のことなのに、自分ではどうすることもできない無力感でいっぱいでした。かと言って、他の人にも相談できませんでした。

何年も1人で真っ暗なトンネルの中を歩いているような感じでした。

 

今考えると、ここで必要だったのは、過食後に自己嫌悪してまた自分へのルールを課して締め付けるのではなく、新しいことを試して、このループを壊すことだったのかなと思います。

新しいことを試すというのは、いつも自分がしないようなことをやってみること。

どんなに小さいことでもいいのです。

 

例えば、いつもお昼は自分で作ったお弁当だけと決めているのなら、市販のお弁当を買ったり、外食にしてみる。脅迫観念で毎朝走っているのなら、歩きにしてみる。いつも、断っている飲み会に行ってみる。外食の時は、自分だけカロリーの低いものを選ぶのではなく、友達と同じものを頼んでみる。怖くても、旅行に行ってみる、などなど。

 

それで、結果的に過食になったりすることもあると思います。私も何回もありました。お昼を外食にしてみたら、スイッチが入ってそのまま夜まで過食嘔吐のことも何回もありました。

 

それでも、何回も試していく中で、同じ行動をしてもその後過食になることがだんだん減っていったり、何をするとスイッチが入りやすいのか、自分の傾向を掴むことができてきました。

 

すぐには効果がでなくても、克服の過程で色々なことを自分で試して、自分には何が合っていて、何が合わないのかを一つ一つ検証していくことは必要なプロセスだったのかなと思います。

 

だから、今悩んでいる人には、自分の中のルールを守ろう守ろう、とするのではなくて、自分のサイクルを壊していくことをやってほしいです。

自分のサイクルを壊す行動は怖くて仕方がないし、また、行動したとしても、すぐには良くならないし、症状が出ることもあるでしょう。

でも、そうやって自分の体で試していくことが大事なのです。

 

私が今までインタビューしてきた中で、おぼろげながら見えてきた克服者の共通点は、

 

摂食障害であることに開き直って、居心地の良いところに安住するのではなく、トライ&エラーを繰り返し、なんとか自分の力で回復への道を切り開いてきたこと

 

なのかな、と思います。

 

話を伺っていると、皆さんそれぞれ、どんなに停滞して見えるようなどん底の時も、開き直ってどんどん落ちていくのではなく、なんとか自分を立て直そう、として行動していたのかなと思います。

 

だから、今悩んでいる人も、開き直って諦めたり、傷を舐めあう方向に行くのではなく、なんとか自分を立て直そうと、実際に行動を起してみてほしいです。

 

どんなに小さいことでもいいのです。

お昼は中華弁当を買ってくる、とかそんな些細なことでもいいのです。

怖くても、行動してみてほしい。応援しています!

 

では、今日はこの辺で。

今日は、日が出ていてとても暖かいですね。もうすぐ春!

素敵な午後をお過ごしください。